こんにちは、中野(@nakano01y)です。
先日、長野に友人と3泊4日の旅行に行ってきました。
木曽駒高原っていう場所に行ってたんですが、ここがほんっと…に、良いところだったんですよね。
ドライブ中の景色は常に山の緑に囲まれてて、助手席から左をながめると下のほうに川が流れてるような場所。
ここで偶然訪れることができた蕎麦屋のお父さん(元年収1500万円の超やり手)から、商売人としてめちゃくちゃ大事なことを学ばせてもらいましたので、備忘録がてらに書いていきますね。
ちなみに訪れた蕎麦屋さんはここ!
なんかもうネーミングが良いよね。
Contents
蕎麦屋のお父さんから学んだ2つのこと
さっそく書いていくんですが、まず、蕎麦屋のお父さんから学んだのは以下の2つ。
①人はストーリーにお金を払う
②商品を価格以上だと感じたとき、人はリピーターとなる
上記の2つを学ばせてもらいました。
場所やお店も素晴らしすぎて、ぜひ外観からシェアしたいので、そこから話していきますね。笑
道中にふと現れた、平日の2時間しか営業しない蕎麦屋
冒頭で出てきた自然の風景を車で走ること、15分。
時香忘さんは、左手側に出てきました。
なにやら看板に「幻の蕎麦 粗挽き10割蕎麦」と書かれていたので、長野は蕎麦も有名なので試しに入ってみることに。
時香忘さんは、平日11時〜13時の2時間しか今はやってないとか。
土日祝は基本休みで平日も休みの日があるから、また来るときは電話か食べログ見てね。とのことでした。
そしたら駐車場からお店までの道がもうキレイのなんのって・・。
ここを通るだけで、都会で汚れてしまった僕の心が洗われます。(別に汚れてないけど)
1分ほど歩きお店に到着すると、「THE・蕎麦屋」という瓦屋根の黒っぽい店構えではなくて、
内観は木で整えられて、日の差し込む「THE・自然のくつろげる空間(語彙力)」のようなお店が待っています。
案内されたテーブルの景色はこんな感じ。
こんなところでうまい蕎麦を食べられるとか贅沢すぎる…
2人で行ったのですが、せっかくなので、3種類の蕎麦を頼んでみました。
よーく見ると、そばが二層になってる。
2つの生地を水でくっつけて、伸ばす“だけ”なんだそうです。この伸ばすだけの作業にどれだけの技術が必要なのか・・
もりそば。
で、この最後のはイカスミ蕎麦なんですけど、珍しいじゃないですか。
イカスミパスタならわかるけど、イカスミ蕎麦ってのはまず見ない。
だから一緒に来たグルメの友人が、会計時に挨拶しにきてくれたお父さんに質問しました。
「イカスミ蕎麦をなぜ作ったんですか?」から始まった、お父さんヒストリー
「イカスミ蕎麦をなぜ作ったんですか?」と質問してから、
「どこから話していいのかな・・」と言いつつ、人の良さそうなお父さんがなんと創業時からの話をしてくれました。笑
話を聞いていると、
- 30歳まで、元年収1500万円の商社マンだった。
- 子供もいたが悔いのない人生を生きたいと思い、脱サラした(当然奥さんには反対された)
- 実は蕎麦が嫌いだったが(!)、商売として取り組むならとあえて選択した
- 長野は蕎麦が有名と言いつつも周りを見渡すと、小麦粉を40%以上も混ぜた紛い物ばかりだった
- 自分はせめて本物の蕎麦を召し上がっていただこうと圧倒的に勉強、努力した
- お店を建てたはいいもののお金が足りず、建設会社の社長が何も言わず100万円を肩代わりしてくれた話
- その結果、テレビ局からは16社以上の取材、雑誌からの取材も受けるようになった
- etc…
気づけば、1時間30分もノンストップで話してくれました。
結局イカスミ蕎麦の誕生秘話はおまけみたいになってしまって、記憶があやふやなんですが、「他がやっていないことをやろうと思った」からだったかな。
他の話が濃くて、本来の質問内容の答えを忘れるっていうね(笑)
お父さんのファンになり、2日連続で同じ店へ
1時間30分もの話の中に、
「そば粉を使わずに、そばの実を直接手で砕いて、普通のそばの10倍の時間を使って練り上げたそばがある」
「日本でこのそばを打てるのは、おそらくここだけ」
「前日からの完全予約制」
という何ともワクワクするプレゼンを受けたので、2日連続で同じお店にお邪魔することに。
なんていうか、そのそばを食べてみたかったのもあるんですが、シンプルにお父さんのファンになってたんですよね。
だって今から40年前に年収1500万円もの生活を捨てて、そこからの40年、そばに人生を賭けてきた人が打つそばですよ。
論理的に「どうすれば旨くなるのか?」を説明できて、「分子構造の水がどうちゃらで〜・・」というような研究を重ねてきたという話もしてくれたので、そんなのもう興味津々になるに決まってるじゃないですか。笑
即、予約して次の日に訪ねました。
手土産の倍、サービスしてくれた話
そして翌日。
昨日の話のなかで、「お母さんがケーキが好きで、常連さんがよく持ってきてくれる」という話を聞いていたので、話のお礼としてケーキを買っていくことに。
量も食べられないかなと思い、値段も1000円もいかないくらいのものだったんですけど、持っていった瞬間にすげー嬉しそうな顔をしてくれたんですよね。
「あ、喜んでくれてよかったなぁ」
と思いつつ、昨日から楽しみにしていたそばが到着。
なんていうか、ちゃんとしたそばって緑が入ったキレイな色をしてるんですね。
グルメブログではないので、味のレビューは控えめにしますが笑、
はじめて、そのまま食べても美味しいそばに出会いました!
つゆとかも要らないんですよ。
要らないっていうと丁寧に作ってあるお父さんに失礼なんですが、本当に塩とわさびだけでいいと言いますか。
むしろそのまま麺だけで食べても旨い。
というか、麺だけで食べるのが旨い。
「通ぶってるなこいつ」とか思うかもですけど、もし食べる機会があったら通ぶってそのまま食べてください。
「あ、通ぶってよかったぁ・・」と思うはずです。笑
イカスミ蕎麦と、そばがき(焼き)も追加注文
字体だけを見ると居酒屋のメニューみたいですが、
昨日食べたイカスミ蕎麦とそばがきを追加注文。
そばがき(焼き)。醤油と海苔で食べるのがまたうまい。
追加注文したら手土産のお礼なのか、大盛にしてくれた上にそばがきもサービスしてくれました。
値段云々よりも、この心遣いが嬉しいなー。
沢山のことを学べた蕎麦屋、時香忘
一応ビジネス系のブログなので、それっぽく締めくくりますね笑
復習になるんですが、今回学べたことは以下の2つです。
①人はストーリーにお金を払う
2日間の2人の会計は蕎麦しか食べてませんが、12000円くらいかかりました。
だから1人の場合だと6000円くらいか。
1食分のランチで3000円って高いような気がするんですけど、なんかもうここまでいくと値段とか関係ないんですよね。
そばを食いに行ってるというよりかは、40年もの時間をそばに費やしてきたお父さんのストーリーを体験しにいってるといいますか・・
1:長野で有名な高級蕎麦
2:元年収1500万の商社マンの生活を捨て、そこからの40年はそばに家族と一緒に人生を捧げ、1日に数枚しか打てない幻のそば。しかも完全予約制で、日本で打てるのはお父さんだけ
という2つのそばのどっちが食べたいかってなったら、
絶対後者だと思うんですよね。
これがマーケティングの要素でいう付加価値です。
知識として知ってはいたんですが、改めて体験できてすごく大事なことを学べました。
ブランドの価値はストーリーにこそある
そもそも、ブランドの価値ってストーリーにこそあるって言ったりもします。
例えば、ルイヴィトンのストーリーが僕は結構好きなんですけど、ルイヴィトンって実は元々旅行鞄のメーカーだったんですよ。
ルイヴィトンのテーマは「旅」なんですけど、それを「ヴィトンらしさ」に昇華している。
だから、ルイヴィトンから出すものって衣服や鞄、財布などのライフスタイルに根付いたものが多かったりします。
友人はルイヴィトンが好きで、
・ボストンカバン
・リュック
・クラッチバック
・ネックレス
を揃えていて、旅行の時には必ず30万円近いボストンバックで来ます。
その理由を聞くとデザインもあるんですが、やっぱりこのストーリーが好きって言ってました。
②商品を価格以上だと感じたとき、人はリピーターとなる
そばの味に感動したのはもちろんですが、そば単体で見ているというよりかは、
1時間30分の間に語られたストーリー、つまり、40年以上のお父さんが積み上げてきた歴史が付加価値となっていたので、
そば一枚に2000円払ったとしても安いなってなるんですよね。
(味だけでも2000円以上の価値はあるけど、さらにプラスされてた)
で、さらに手土産以上のものをその場でサービスしてくれた。
お客さんに料理を運んでる合間にも、お礼をこっそり伝えてくれたりして、「あったかい店だなぁ・・」ともなりました。笑
これはもう・・・、リピーターになりますよね。
変な話、別にいくらだろうが払って満足して帰ると思います。
商売ってシンプルにここだと思うんですよね。
相手が払ってくれた金額以上の価値提供をする。
お父さんが何度も何度も言っていた言葉で印象的だったのは、優しい口調で、
「結局ね、一生懸命、勉強と努力を重ねることですよ」
って言っていたのが印象的でした。
どんな業界であろうと、相手が払ってくれた対価以上のものを提供できるようにする。
そして提供できるように、勉強と努力を重ねて、常に相手の期待を上回るものを提供する。
これができていたら、よほどヘタな戦略を取っていない限りでは、この情報社会においては商売がうまくいかないってことはないと思うんですよね。
僕が専門でやってるコンテンツビジネスの世界はいかに商品をうまく売るかとか、流行りの手法はどうだとかが騒がれがちだけど、そうじゃないと。
本質は、相手が出してくれた価格以上の価値提供をする。
もし、これから個人の力で稼ぎたくて何かにチャレンジする、もしくはチャレンジしている人は、ブレがちなこの業界で1つの指針にしてもらえたらと思います!
初心に帰れる良い体験でした^^
それでは、旅行先で出会った蕎麦屋のお父さんから学んだ備忘録はこれでおわり。
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僕は元々給料13万の料理人かつ、
ギャンブルが大好きなダメ人間でした^^;
ですが、
今では月に3〜4回旅行に行くほど、
十分な時間と収入を得られています。
なかなか怪しいと思うのですが
プロフィールを読んでもらえたら、
信頼性も少しは増すかと。
「お前には才能があったんだろ?」
とも言われますが、
僕には学歴もなければ才能もありません。
家庭も貧乏でしたし、
小・中学校と太っていたので
自信もありませんでした。
(人より食べることに関しては自信あり)
そんな僕でも24歳の時に
月収260万を達成してから自信にも繋がり、
そこからあっさりと人生を変えることができました。
インターネットを使えば、
収入の限界はない上に出社する義務もない。
さらには嫌な上司とも関わらなくてすむし、
働かずに稼ぐための仕組み化もしやすいので、
時間を消費することなく働けることを知りました。
この働き方が本当に好きですし、
・今の働き方がしんどい
・何かを変えたいと思うも行動に移せない
・行動に移してはいるものの、労働がしんどい
これらの昔の僕のような人に届けたくて、
メルマガやセミナーを通してお伝えしています。
無料で十分学べるようにしていまして、
セミナーを中心に好評です^^
興味があればぜひ、こちらから受け取ってみてください。